国内Androidマーケット現況(上)Android端末の普及台数予測とユーザ属性、国内アプリマーケットまとめ [2011年4月]

2011年2月のノボットさん主催のAndroidDevにてAndroidアプリの国内マーケティングに関して、「キャリアが運営するAndroidマーケットの特徴と Androidアプリのプロモーションについて」というテーマでプレゼンテーションする機会をいただきました。改めてこの内容を最新情報にバージョンアップして、Android端末の普及台数予測とユーザ属性、国内アプリマーケットまとめ、さらにアプリのマーケティング、プロモーションとして、2回に分けてブログの記事として残しておきます。

国内Androidマーケット現況(上)Android端末の普及台数予測とユーザ属性、国内アプリマーケットまとめ
・国内Androidマーケット現況(下)アプリを多くのユーザに使ってもらうためのマーケティング、プロモーション 7つの方法
(2011/05/06更新)

 

Androidは1日35万台アクティベートされており、配信アプリ数は25万突破、累計ダウンロード数は30億

2011年4月のGoogleの発表にて、1日Androidは35万台アクティベートされている状況であり、アプリの累計ダウンロード数は30億を突破したことが明らかにされました。月間1000万台ずつAndroidの利用者が増えている計算。また、配信されているAndroidアプリは現在25万だと言われています。アプリは1日あたり400アプリ増えているとのこと。

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日本国内にAndroid端末って何台あるの?少なく見積もってもすでに400万台

Androidは世界市場ではすでにシェア33%に達し、RIMやAppleを超えて世界シェア1位になっていますが、日本では現在何台くらいで利用されているのかが気になるところ。Androidの場合は各キャリアが販売台数を決算などで報告しているので、その情報からある程度推測することができます。

  • ドコモは2011年3月までに260万台の販売予測。2011年度は600万台販売目標[ソース]
  • auは2011年3月までに100万台の販売予測[ソース]。2011年度は400万台販売目標[ソース]
  • ソフトバンクは発表なし。シェアから逆算すると20~30万台程度?

このキャリア発表情報と、かつ2011年度になってからITmedia販売台数ランキングでほとんどAndroidが1位になっていることから、2011年4月現在、Androidは国内に少なくとも400万台は出ていると予想することができます。Xperia arcが1ヶ月連続で販売1位だったことを考えると、2011年4月25日では、もしかしたらもうすでに500万台近く出ている可能性もあります。

2011年度中にはAndroid単体で1000万台1500万台突破は間違いないと推測できるでしょう。[KDDIの発表を見て1000万台から1500万台に更新(2011/04/25)]

スマートフォン全体の普及予測としては、MM総研が2010年8月に出した調査結果では、下記の推移予測となっています。

どんなユーザがAndroidを使っているのか

Androidが増えているのは分かった。でもどんなユーザが使っているんだい?という質問には、ノボットが2011年4月に出した「iPhone及びAndroidユーザー向けアンケート調査」が参考になります。 iPhoneとの差が現状あまりありませんが、現状をざっくりまとめてしまうと、"男性のサラリーマン、学生"が多いと言えると思います。ただし、ここ最近で顕著に学生の利用者が増えており、またauのIS05に代表される女性向けのAndroidも登場していますので、この属性はあくまで現在のものと考えたほうがいいでしょう。まもなくもっと一般化すると考えています。

iPhoneユーザーは学生が増加、Androidユーザーのほうが無料アプリを活用……ノボット調べ


Android vs iOSのPVの推移

実際に端末は普及しているのは分かるけれど、スマホからのWEBアクセス、インターネットアクセスのシェアも増加しているのか?これはライブドアが公開している、現在のスマートフォンアクセスと今後の予測が非常に参考になります。

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ライブドアではここ半年でスマートフォンからのアクセスが8倍になっており、2013年にはPCのPVを追い抜くと予測しているようです。

2011年4月頃にAndroidがiPhoneのシェアが逆転する
2011年12月にスマートフォンPVが13億を突破
2012年初旬にモバイルのPVを追い抜く
2013年中にPCのPVをスマートフォンが追い抜く

またAmebaも顕著にスマートフォンからのアクセスが伸びているようで、現状のスマートフォンからの月間ログインユーザー数60万人。スマートフォン向けのアプリのダウンロード数iPhoneアプリ67万DL、Androidアプリ11万DL。2011年9月にはAndroidがiOSをトラフィックを逆転見込みとのこと。

こうしたメガ媒体の予測からも、あっという間にWEBトラフィックはスマートフォン経由になっていくことがわかります。

 

Androidユーザが選ぶのはWEBかアプリか

こうしてスマートフォンからのWEBトラフィックが増える中で、常に議論になってきたのはこれからはWEBなのか、アプリなのか。個人的にはどちらも長所があるので、どちらが普及するのかどうかは、ユーザが選択するというよりは、今後普及してくるコンテンツに因るところが大きいと思っているので、まだ結論は早いと思っています。現在どちらのほうが使われているのかは、こちらもノボットが2011年4月に出した「iPhone及びAndroidユーザー向けアンケート調査」が参考になります。

iPhoneユーザーは学生が増加、Androidユーザーのほうが無料アプリを活用……ノボット調べ

この結果では圧倒的にまだ無料アプリを使っているユーザがiOS、Androidともに多いことがわかります。今後のHTML5の普及で、UIの差はどんどんなくなってくると思いますが、現状では、アプリのほうが"使いやすい"と感じているユーザが多いことは間違いありません

 

60%以上のAndroidユーザは有料アプリケーションを購入しない?

では、Androidアプリの現状はどうなのか。まだ、上で紹介したiPhone及びAndroidユーザー向けアンケート調査を見ても、有料アプリをダウンロードするユーザは非常にごくわずかで、特にAndroidはまだ非常に少ないです。もう一つ2011年4月にソフトバンク・ヒューマンキャピタルが行ったアンケート結果を見ても、60%のユーザがほとんど全く有料アプリケーションを利用していないことが分かります。これは魅力的な有料アプリが少ないのではなくて、これだけ大量にアプリがある中、そもそもアプリというもにお金を出すユーザの割合が少ない、と考えたほうが自然でしょう。

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国内のアプリマーケットの状況

最後にユーザがアプリを発見して、ダウンロードするアプリマーケットについて。AndroidはiOSと比べてマーケットも発展途上であると言わざるを得ず、有料アプリの利用割合がiOSよりもAndroidが低いのもAndroidマーケットが未整備であるからと言えます。

Androidマーケットの未整備な点

  1. Marketがローカライズしきれておらず、外貨表示されたりする
  2. スマホのマーケットにはランキングがないので、人気のあるアプリがわかりにくい
  3. UIがわかりにくい、なぜか検索しにくい
  4. アプリの購入方法もユーザが選べるようになってきたが、肝心のキャリア決済が国内アプリ(円表示)のアプリのみ対応

Androidマーケットが未整備な点が多いため、国内でもアプリマーケットが出てきています。国内アプリマーケットをまとめた図が下記です。これは2011年2月に作成した図ですが、現在も大きな変化はありません。大きな区分けをすると、キャリアが運営するマーケット、サードパーティーが運営するマーケットの2つに分けられます。マーケットの中でも、独自にダウンロードできるものも、そうでないものもありますが、今回はあえて、そこは明確に分けていません。

(download)

キャリアが運営するマーケット

サードパーティーが運営するマーケット

総合マーケット

特化(ゲーム)系マーケット

今後参入が決定しているマーケット

  • GREEマーケット(GREE×KDDI)2011年夏以降
  • Amazon app store(Amazon)米国ではすでにスタート。国内は秋以降見込み
  • Ameba AppMarket(CyberAgent) 2011年6月開始予定[2011/4/27追記]
  • バナドロイド(バンダイナムコゲームス)2011年夏開始予定[2011/4/27追記]

すでに国内からも日本語で使えるマーケットが増えていますが、個人的な所感としては、やはり決済方法の整備、プリインストールによるリーチの多さを考えると、今後はキャリアが運営するマーケットに期待したいと思います。それ故にソフトバンクの公式マーケットができるとより面白い。それ以外の総合系マーケットは現状ではそれほど使う理由がないという点で、厳しいのではと思っています。

Amazonのようにすでに大量のアカウントを持っている and 資本力がある会社がこの市場の可能性があるとすれば、国内では楽天が参入してくれば面白いなと思っています。

 

以上、国内のAndroidの端末の状況、ユーザ属性、国内アプリマーケットについてのまとめでした。次回はアプリのマーケティング、プロモーションに関して記事を書きたいと思いますので、お楽しみに。

 

その他、国内Android市場を理解する上で必見リンク

CA Beat - Android概要資料

ディレクターのためのスマートフォン講座
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51651630.html 

Android向けアプリ紹介・マーケットサイトをまとめてみた。大量サイトのまとめ。
http://smarter-jp.net/?p=12786 

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